4月4日にホタルの「幼虫」の上陸が始まり、6月1日には「成虫」になったホタル2匹の飛翔を確認しました。
 ホタルの幼虫は水中から陸に上がると土に潜って40日ほど過ごし「蛹(さなぎ)」になります。さらに10日ほどすると羽化(うか)して「成虫」になります。ただし、今年は天候不順の影響もあって幼虫の上陸数が少なく、また全ての幼虫が無事に成虫になれるとは限りません。そのため、引き続きホタルの飛翔が見られるかどうかという懸念があります。
 今年も夏季は午後9時まで境内を開放しますが、しばらく様子を見てまいりたいと思います。
平成22年6月2日
カワニナ(川蜷)
 ホタルの幼虫のエサになる3cmほどの黒く細長い巻き貝。まるで小石のように水底や岸ぎわ、岩の上にいます。ホタルの成長に伴い数が減りましたが、子供も生まれ、落ち葉に2〜3mmほどの稚貝がたくさんついています。カワニナは卵ではなく、稚貝で増えます。
ホトケドジョウ(仏泥鰌)
別名:ホトケ、ダルマ
 地蔵が魚に化けたという言い伝えのように、ずんぐりとした体形をもつ6cmほどのドジョウの仲間。ゆったりと泳いだり、水草や石にもたれかかって休んだりする姿が見られます。
ヤマトヌマエビ(大和沼蝦)
別名:サワエビ、カワエビ、タニエビ
 3.5cmほどの半透明の体で水草の陰にいるので、なかなか見つけられませんが、暗色の模様をつけたきれいな姿をしています。
シマヨシノボリ(縞葦登)
別名:ゴリ、クズ、アオバラ
 7cmほどの体にひらひらしたひれを持つハゼの仲間。胸びれにある吸盤でいろいろな所にくっつくことができます。水底、岩のすき間や落ち葉の陰に見え隠れしながら、泳ぐというよりは水中を跳ねるように動いています。
メダカ(目高)
別名:ウルメ、タカミー
 絶滅危惧種として知られているメダカも、東京大神宮のせせらぎを流れる清らかな水の中を皆で仲良く泳ぎまわっています。人影が近づくと逃げてしまうので、そっと覗いてみてください。
参考文献:『淡水魚』(山と渓谷社)
 小さな森のせせらぎに住んでいる、
小さな生き物たちを守るため、
東京大神宮では水質の維持や周辺の整備、観察など
水辺の環境保護に日々努めています。
東京大神宮
〒102-0071 東京都千代田区富士見2-4-1
TEL:03-3262-3566 / FAX:03-3261-4147
URL : http://www.tokyodaijingu.or.jp/
Copyright (C) 1999-2009 Tokyo Daijingu All rights reserved.